[走りながら写真を撮る(準備編)]
今度これに参加します |
最近参加するようになったマラソン大会。
せっかくなら、マラソンレース中の写真を撮りたい。
でも、レース中に立ち止まって写真撮影していたのでは、後続の方に迷惑になるので、「走りながら写真を撮る」方法を考えてみました。 |
画像処理下手 |
まずはカメラの選定。
どんなカメラが良いのか。防水?耐衝撃性?それとも小型軽量?
いいえ、走りながら写真を撮ることが目的なので、手振れ補正機能が強力なカメラを選定します。 と、いうことで。電気屋さんへGO!
展示してあるカメラを、シャッター半押しの状態でゆすってみて、手振れ補正の効果を片っ端から調べていきます。 |
112.1mm×63.5mm×42.4mm 269g |
決めたのは、オリンパスのSH-60。これが一番手ぶれ補正効果がありました。
使用目的からして新品はもったいないので、型落ちのSH-50を中古で購入。16800円なり。 (このSH-50、撮影モードが一部変更された以外は、SH-60とまったく同じものです。)
しかし現物を改めて見ると、結構でかくて重い。持って走るには不向きです。でも買ってしまったものは仕方が無い・・・ |
ホームセンターで購入 |
で、この重くてでかいデジカメをどう持って走るか?
最初に考えたのは、ボトルポーチ。腰に巻くあれです。 これなら走りながらでも、カメラの出し入れがやり易いのではと思いました。
一応念のために落下防止用の命綱も買いました。 カメラのストラップ穴に取り付けて、ボトルポーチと連結します。 |
マラソン大会参加賞のボトルポーチ |
いざテスト!
実際走ってみると、カメラがボトルポーチの中だユッサユッサ揺れて走りにくい! ボトルポーチの奥に入り込んだカメラを取り出すには、一度立ち止まらないと無理です。 足踏みしながらシミュレーションした時は、行けそうな感じはしたんですが・・・
しかも、走っている途中でカメラが飛び出てしまい、危うくカメラを壊すところでした。 落下防止用の命綱のおかげでバンジーしただけで、カメラはなんとか無事です。
ボトルポーチは却下! 落下防止用の命綱は採用! |
これ付けた人、犬山のマラソンで数人見ました |
次に考えたのは、アームポーチ。
楽天やamazonで、アームポーチを探します。 スマホ用ならイヤってほどあるが、このカメラが入りそうなアームポーチは見つかりません。
仕方が無いので、近くのスポーツ用品店 ヒマラヤ に行きます。
ありました。いい感じでカメラが入ります。1490円なり。 このアームポーチ、ヒマラヤオリジナルのようです。 |
ポーチの中も若干加工済 |
カメラの出し入れも問題ないように見えたのですが、実際に腕に付けてみると、腕の丸みでポーチ部が圧迫されてしまい、カメラが出せません。 |
メッシュタイプの靴底ソール |
アームポーチを写真のように加工してみました。
100均で買った靴底ソールを裏から布をあてがって、これまた100均で買った針と糸でチクチク縫い付けます。
これで、腕にギュッと取り付けても、ポーチ部が圧迫されることなく、カメラも出し入れできるようになりました。 |
左の黒くて丸いのは、マイクロフォーサーズ用100-300mmレンズ |
いざテスト!
いい感じです。走りながらでも、カメラの出し入れが出来ます。 カメラがすぐに取り出せるよう、チャックは開けっ放しでしたが、カメラが飛び出すことは無かったです。
しかし、ポーチ部が圧迫されない代わりに、腕を振ると、カメラがポーチの中で揺れてしまいます。 アームポーチの取り付け位置を、腕の横ではなく、前に来るようにしたら、揺れなくなりました。 |
1/500 F3.0 ISO125 |
実際に走りながら撮った写真がこれです。立ち止まってないですよ。
これなら問題ないでしょう。 |
1/200 F8.7 ISO125 |
もちろん必ずブレずに撮れるわけではありません。
この日のテストでは、1/4の写真が手振れ(またはピンボケ)状態でした。
なので、本番では成功率を上げるために、1アングルで、2,3回シャッターを押すようにします。 |
ズームアップでヌートリア |
このカメラ(オリンパス SH-50)を使ってみての感想をいろいろ。
・レンズ部分の出っ張りのせいで、アームポーチからの出し入れで、引っかかる時がある。 ・アームポーチからの出し入れで、モードダイヤルが知らないうちに回っている。 ・起動、終了の動作はちょっと遅い。フォーカス速度は問題ない。 ・24倍ズーム(25-600mm)なので、ランニング途中で見つけた野鳥撮影にも使える。 ・ただし、ズームアップにあわせて暗くなるので、ターゲットを逃しやすい。(他社の高倍率コンデジではこんなこと無いのに・・・) ・グリップのおかげで、片手でも持ちやすい。アームポーチからの出し入れもし易い。 ・Pモードはあるがプログラムシフトができない。絞りやシャッタースピードをいじりたいときはマニュアルモードしかない。 ・メニューは洗練されており、説明も出るので、取説が無くても操作できる。 ・やっぱり重い・・・ |
「写ランQ」とか、「写(うつ)ランです」とか、「ジョグ写撮る」とか、どうだろう? |
余談ですが、他にも同じ事をしている人はいないかとググッてみると、カメランとか、ランフォトとか、フォトジョグとか、ありました。
走りながら写真を撮っている人はいるようですが、呼び名が統一されていないあたり、オカリナやハーモニカみたいな”静かなブーム”ぐらいの広がりのようです。 |