[Advanced(高度な設定)]
画像の設定は初期値です。 |
■Triple buffering(トリプルバッファリング):[任意] 垂直同期を待つことでティアリングを防止しますが、スタッターが発生します。また、モニタのリフレッシュレートがゲーム側のフレームレート以下の場合、BGMのつっかかりが発生します。 ”Wait for vertical sync”と違い、一度描画をバッファしてから表示するので、オブジェクトのチラつきを防止する効果が期待できますが、1フレーム遅延します。 ※上記設定は、”video mode”がgdiの時は動作しません。
■Sync to monitor refresh(モニタリフレッシュに同期):[任意] モニタのリフレッシュレートに同期して描画するので、ティアリングとスタッターの両方が防止できますが、モニタのリフレッシュレートとゲーム側のフレームレートが微妙にズレていると、BGMが壊れたレコードのように音程がひずみます。 また、ゲーム速度がモニタのリフレッシュレートに依存するため、例えば、120Hzのモニタで60Hzのゲームを実行した場合、ゲームの動作速度、BGMの速度と音程が2倍になります。 ※上記設定は、”video mode”がgdiの時は動作しません。
■Wait for vertical sync(垂直同期を待機):[任意] 垂直同期を待つことでティアリングを防止しますが、スタッターが発生します。また、モニタのリフレッシュレートがゲーム側のフレームレート以下の場合、BGMのつっかかりが発生します。 ※上記設定は、”video mode”がgdiの時は動作しません。
※補足※ ゲームによってフレームレートが60Hzだったり58Hzだったり60.6Hzだったりとバラバラです。その為、モニタ側リフレッシュレートとの不一致によるティアリング(スクロール等で画面の上部と下部がズレる現象)や、スタッター(スクロール等のカクつき)が発生します。上記設定は、これらを軽減するのが目的のものです。
=お勧め設定その1= ・上記設定は利用せず、G-syncまたはFreesyncを利用する。 これが一番確実。ティアリング、スタッター両方が防止できます。 (一部ゲームで60Hzを超える(60.6Hz〜65Hz)ものもありますので、モニタ側リフレッシュレートの上限に注意してください。) ※G-syncまたはFreesyncを使用する場合は、Triple buffering、Sync to monitor refresh、Wait for vertical sync、Refresh speedは、すべてOFFにしてください。
=お勧め設定その2= ・”Sync to monitor refresh”をチェックして、ゲーム毎にモニタのリフレッシュレートをカスタマイズする。 G-syncまたはFreesync相当の機能を手動でやる方法です。 これも確実な方法ですが、とても面倒です。
=お勧め設定その3= ・モニタのリフレッシュレートを61Hzにカスタマイズして、”Sync to monitor refresh”をチェックする。 ティアリング、スタッターともに防止できますが、ゲームによっては実行速度が数%速くなり、また、BGMの音程のひずみが気になります。 (レートを61Hzにしている理由ですが、昔のナムコのゲームなどは60.6Hzであり、それより上の61Hzにしました。BGMの音程のひずみは、モニタ側リフレッシュレートがゲーム側よりやや遅いよりも、やや速いほうが気になりにくいからです。) (ごく一部のゲームにフレームレートが61Hzを超えるものがあり、この場合はゲームの実行速度が数%遅くなります。)
=お勧め設定その4= ・モニタのリフレッシュレートを61Hzにカスタマイズして、”Wait for vertical sync”をチェックする。 ・または、モニタのリフレッシュレートを61Hzにカスタマイズして、”Triple buffering”をチェックする。 ゲーム速度はそのままで、ティアリングを抑える事はできますが、スタッターは発生します。 (レートを61Hzにしている理由ですが、昔のナムコのゲームなどは60.6Hzであり、これを下回るリフレッシュレートでプレイするとBGMのつっかかりが発生するので、60.6Hzより上の61Hzにしました。60.6Hz以上であれば、特に61Hzにこだわる必要はありません。)
=お勧め設定その5= ・何もチェックしない。 結局どこかにしわ寄せが行くので、そのままで使用してみましょう。気にしなきゃいいだけ。
■Refresh speed(リフレッシュスピード):[推奨OFF] MAMEがエミュレーション速度を調整して、モニターの最も遅いリフレッシュレートを超えないようにします。 したがって、60Hzのモニターを使用し、60.6Hzで動作するように設計されたシステムを実行する場合、MAMEはエミュレーションの速度を99%に低下させ、BGMのつっかかりや、より遅いリフレッシュレートでの実行によるその他の望ましくない副作用を防ぎます。(直訳) モニタのリフレッシュレートがゲーム側のフレームレート以下の場合、BGMが壊れたレコードのように音程がズレます。 ※上記設定は、”video mode”がgdiの時は動作しません。
■Enable HLSL(HLSLを使用する):[推奨OFF] High Level Shading Language(ハイレベル シェーディング ランゲージ、略称: HLSL)はマイクロソフトによって開発された、Direct3D (DirectX) で使われるプログラマブルシェーダーのためのプロプライエタリなシェーディング言語である。(Wikipediaより引用) そのままONにしても意味がありません。自分でプログラムする必要があります。上級者向け。
■Frame skipping(フレームスキップ) ■Automatic(自動):[推奨OFF/Draw every frame] ゲームをフルスピードで適切にプレイできない場合、フレームスキップはフルスピードを達成するためにプレイできる設定です。 MAMEでゲームの最適な速度を決定する場合は、”Automatic”をオンにします。 これは簡単に使用できる設定ですが、特定のフレームスキップを選択するほど効果的ではありません。自動的に選択したフレームスキップを使用してゲームの速度を評価するためにプロセッサから時間を奪う必要があるからです。 ただし、ゲームの要求に応じて動的にフレームスキップを増減します。 ”Automatic”をチェックしない場合、特定のフレームスキップ(12フレームのうちX)を手動で選択します。 システムがゲームをフルスピードでプレイするのに十分なほど強力であるという事実を知っている場合は、自動を使用する代わりにすべてのフレームを描画を選択して、実際にすべてのフレームを描画できると判断するためにプロセッサが時間を費やさないようにします。(直訳)
■Fullscreen gamma:[推奨1.00] ■Fullscreen brightness:[推奨1.00] ■Fullscreen contrast :[推奨1.00] 全画面表示の時の、ゲーム画面の明るさや黒レベル白レベルを調整します。
■Seconds to run:(実行時間)[推奨0] このオプションはベンチマークや自動テスト用です。指定した秒数に達したところでMAMEは終了します。他のオプションと組み合わせることで、MAMEのベンチマーク環境を統一することができます。また、このオプションは終了時にfinal.pngというファイル名のスクリーンショットをゲームのショットディレクトリに保存します。(MAME E2Jより引用)
■Emulation speed(実行速度):[推奨1.0] エミュレーション速度を変更します。1.0が実機と同じ速度で、小さいほど遅く、大きいほど速くなります。 このスライダー結構細かいので、下手にいじると1.0に戻せなくなります。この場合は、マウスではなくカーソルキーでスライダーを調整してください。
■Effect(効果):[任意] 効果は、MAMEが本物のアーケードモニターに見られる「不完全性」を模倣し、おそらく完璧なモニターにそれらの効果を複製する方法です。ユーザーは、ゲーム画面を実際のアーケードで見たときの記憶に近づけるようにしたいときに、これらの効果を適用します。もちろん、これらの効果は模造品にすぎず、実際のアーケードモニターでゲームがどのように見えたかの本質をキャプチャする場合とキャプチャしない場合があります。最適なものが見つかるまで、それぞれを試してみることをお勧めします。画面効果をサポートするMAMEの以前のバリエーションでは、効果の選択がロックされていましたが、新しいバージョンでは、ユーザーが実装した効果選択がサポートされています。(ユーザーが作成したエフェクトは、PNGファイル形式で保存し、アルファチャネルを使用する必要があります。)(直訳) ・ドットくっきりが好みなら”None”を選択。 ・ブラウン管テレビの様なスキャンライン表示が好みなら”scanlines.png”を選択。 |